感想とか

本とかゲームとかの簡単な感想メモを置くところです。

人類は衰退しました BD6巻 特典&本編感想

とうとう最後!初めてのBDマラソン完走だー!

そんな感じで特典&本編の感想。

・じゃくにくきょうしょく
絶許!絶許!

私の感想は本当「絶対に許さない。絶対にだ!」という事に尽きるのですが映像を見て感情に任せて「クソ」言うだけではアレな人です。クレーマーです。
許せないポイントを書くことで、私の心を鎮めたいと思います。

1)時間短い
最後まで3分でした。カップ麺の時間を計るのに最適!絶許!

2)話はしょり過ぎ
・お勉強タイムなし
・知能下がったわたしちゃんの描写ほぼ無し
・走馬灯、☆全☆カット☆
・なぜかクッキー食べるところから開始
・「よい粉」無し
・小さめなわたしちゃんの描写、おじいさんとの下り無し
・ヒトデ虫、後姿(?)のみ

はいそうです、はしょり過ぎです。
特に私が許せないのは走馬灯カットとよい粉無し、おじいさんとの下り無しあたりですかね。走馬灯は話の中でわたしちゃんが「みっともなく死にたくない」みたいな、生への渇望的な欲求を表し頑張る、ぶっちゃけこの話で唯一ガチで頑張ってるんじゃね?って言ってもいい位の所なのにそこカットとか……カットとか……なにかんがえてるです?

あとよい粉無くちゃオチ分かり難いじゃないですか。確かに文字ネタなんだけど、このオチがすげー好きなので削られてがっかし。

おじいさんの下りは……まぁ、削られるだろうとは思ってたんでショックという訳ではないんですが。おじいさんとの会話は余韻があって好きなんです。無いと「あー…」ってなるんですよ。分かってくれよ。

正直お勉強タイムなしもどうかと思いますが。一言でいうとはしょり過ぎっつーな。


まぁ、このアニメがそんなに予算かかってないだろうなー(予算潤沢ではなかろう)ってことは分かります。でもね、でも他のエピソードは1本2話で本編40分くらい使って話作ってたわけじゃん。それがココだけ何分ですか?1本3分で計算しても18分だよ。ちなみに1,2巻は3分にも満たない特典だったから実質15分くらいじゃないかね?アニメ1話分にも満たないって絶対に許さない。絶許!

もし2期あったらじゃくにくきょうしょくもやって下さい。それが私の願いです。

・AURAのPV6
そろそろガチで言うことないので試写会が当たるように願っています。まぁもう前売りも買ってるんですけどね。やっぱ早う見たいしね。
試写会当たったらAURA小説の方の感想を書こうと思います。

・ようせいさんめも
ニコ動で見てた。妖精さん激カワ。販促としてはよかったんじゃないでしょうか?

・コメンタリー
「何を削って何を残すか」とか、声優さんの話とか、人退中心にしつつ11,12話の話もしてて良い感じでした。音響監督さんが来てたので、今まではあんまりなかった中原さん以外の話が聞けて楽しい。巻き毛は愛されてるなぁ。私も好き。
このシリーズのコメンタリー聞いてて通して思ったのは、取捨選択って超大事だなぁってこと。監督たち毎度言ってた気がする。詰め込めばいいってもんじゃないってことを学んでいきたいですな。

・特典小説
とても良かったです。凄い良かった。綺麗に終わってとても爽やかな読後感。
簡単にいうと[わたしちゃん、学校に泊まる]って感じの話ですが、わたしちゃんの成長がすくすくと感じられて、なんかちょっと泣きそうになった。
中高生とか、学校に在籍しているときにそこで失敗したり仲間外れになるとすっごい辛いじゃないですか。
そんなおおげさじゃなくても、仲のいい友達とクラスが別になったりするだけで「やだなー」って気分になる。でもそれって成長して学校の外を知ると本当に些細なことだったり、思い悩んだりしてるのがバカらしかったなーって思ったりする。そうやって懐かしむことが出来る。
つまり、そんな話です。

すげー良かったので、「原作ファンだけどBD買ってない」って人はお金に余裕があったら買ってほしい。とてもいいです。

・本編
書いてなかった感想文。
総合的にはいいアニメ化だったと思うけど、やっぱいくらか不満点はあり。
この話でいうと2つありまして、1つは話の改変です。
原作だと妖精さんはわたしちゃんの中につい消滅するわけじゃないですか。消滅と言うか、同化というか、住み着くというか何というかって感じですが。
そこアニメではRYOBOの中に住み着いて見守ってた、って風に改変されてます。
私はアニメに入れ込むための改変はアリだと思うんですが、これによって自分がこの話で一番好きな台詞が無くなってしまったのが…もうちょっと「えー」って思ってまして……
その文章がこれです。

失ったのでしょうか。しかし喪失感はないのです。
むしろ、たくさんのものを手に入れた気がしていました。
悩んでいたことが小さく、ばからしいことに感じられました。
ひきょうな大人になりたい。ずぶとい大人になりたい。言いたいことを言う大人にも。
今なら、なれそうな気がしました。
人類は衰退しました5巻p84より

コレなんだよ!私がお茶会で一番好きなのはこれなんだー!
普通の人は、1人で気張るには限界があるんです。そりゃ時間を重ねればそれなりにレベルアップして最終的にはまぁよゆう?ってなりますよ。けど時間がいるんです。それまでに折れちゃったらどうしようもないのです。

誰かいてくれるだけで、それだけで心に余裕が出来るのです。
妖精さんがわたしちゃんにお供してくれたことで、今までの事が大したことではなく、もっと図太く生きていきたいと決意する、決意できるようになる理由になったと私は思ってます。
でもこの台詞はわたしちゃんの中に妖精さんが入ったからこその台詞なわけで……
RYOBOはまた話が違う訳で……
つかRYOBOは原作では別でオチがつくわけですし。

いじめじゃなくても周りに溶け込めないとか、小さいけど当人にとっては結構深刻な悩みを「ばからしいこと」と思える精神って、すごい大事だと思うんですがどうなんでしょ。


で、もう1つの微妙なところが先輩方との話です。
別に心から信じられなくても、相手と合わないと思っても、それでも友人にはなれるってすごいと思わん?私超凄いと思うよ。
だからこそ、花先輩と魔女先輩の会長引継ぎの話がとても心に響くわけでして。特にAB先輩を「お菓子食べてだべりたいだけ」「でもそれでもいいの」って言ってるあたりが好き。
なんで、本当ココ削ってほしくなかったなぁ…まぁ削られるのも分かるんだけどさ…っていう。

あと前に人退の感想めぐってるときにどっかで見た、「人と仲良くなるには1fの加護が必要っていうのが田中ロミオ的リアルなんだなぁ」っていう感想がすごいしっくり来たので、やっぱこの2つはおちゃかいの中では削ってほしくなかったなぁと今も思ってます。

でもアニメの改変は分かりやすくてアリだとは思う。ただ、出来ればその後原作読んでほしいです。
結局何が不満とか言うよりも「書いてない部分もすごくいいところが多いんだ!」ってことを書きたかったんです。アニメ化ありがとう。AURAも楽しみにしてる。

・まとめ
いいアニメ化でした。またちょくちょく見返していきたいと思うです。