感想とか

本とかゲームとかの簡単な感想メモを置くところです。

人生1巻

初めに練習がてら最近読んだラノベから。

タイトル:人生

著者:川岸殴魚

出版:ガガガ文庫

購入動機:作者の前作邪神大沼の2巻以降が本屋に全然ないから

簡易あらすじ:3人の女の子が色んな相談に答えてくれる。

 

以下感想

特に目的も何もなく、ただ女の子が相談に答えるのを眺める本です。

こう書くとハイパーつまんなさそうですが、これが普通に面白いのです。というのは、作者の感性が自分に合ってるというのともう一つ、相談に対するキャラの役割がはっきり分かれてるからではないかなーと思います。常識、ちょっと変、いやそれはおかしいだろ、的な3通りに分かれていて、非常に安定感があります。

逆に言うと、合わなきゃ全編ダメってことでもありますが。

 

内容も短い話に分かれていて、好きな時に簡単に好きなとこだけ読めるのが大変グッドです。最初に安定感があると書きましたが、それがマンネリにつながらないように校内探検したり学校の外に出てみたりと色々動きが異なるので、「毎回おんなじだな」とはならないと思います。

 

でも、この作者の一番の見どころはとてもくだらない小ネタにあると思います。優柔不断部とか、体育の先生の怖い噂とか、美術部部長の印象派タッチの絵だとか、そういった地の文や小ネタなどの細かいところでクスッと出来るのが魅力です。

…なんかこの締め方だとキャラがダメみたいに見えるかもしれませんがそんなことないです。頭でっかち、天然、バカと必要どころはバッチリ押さえて……もいないですが、読んでるうちに皆可愛く見えてきます。3人女子がいてハーレム状態にならないのも中々すごいと思うよ。

 

まとめ:合う合わないの差が大きいかも。爆笑というよりは「フフッ」っていう小笑の連打が好きなタイプにおすすめ。

メモ:続きも買う